因果関係と相関関係の違いとは?

「エビデンス(科学的根拠)を示せ、示します」と良く使われていますよね?
その意味はしばしば「因果関係のある事象、対策と効果の因果関係」と解釈されますが、因果関係を証明することは通常難しいのです。

この記事では、因果関係と相関関係の違いについて、そのエッセンスをお伝えします。

因果関係と相関関係の違い

定義は以下となります。

◆相関関係
→AとBの事象になんらかの関連性があり、同時に数値が動くもの

◆因果関係
→Aを原因としてBが変動すること

「相関関係」の中でも、原因と結果で結びついているものだけが「因果関係」として表記されます。
つまり因果関係のあるものには必ず相関関係がありますが、相関関係があるからといって因果関係があるものには必ずしもなりません。

では、具体例を挙げて説明していきましょう。

相関関係

◆例1
人の移動の総量と感染者数との間には正の相関関係がある。

これについては歴史的には人類は肌感覚で経験し、各種様々なデータも人の移動が増えれば感染者数も増えると示しています。
相関は原因、結果を示さなくても人の移動と感染者数の数値が連動することを確認すれば足ります。

◆例2
最近の犯罪者とくに少年犯罪の場合には多くのケースで加害者はゲーマーである。
だから犯罪の原因の一つにゲームがある?

これについても、犯罪者の増加とゲーマーの増加が同時に起こっているだけであり、ゲームが犯罪の原因になっていることは証明できません。

因果関係

◆例3
Go to Travelによる旅行者数の増加が、今冬の爆発的増大に直接因果関係があるかどうかのエビデンスはまだない。

因果関係は、旅行者数の増加が原因で感染者の爆発的増大の結果となっていることを、合理的根拠を示して立証しなければ「あり」とはできません。

詳細は添付の記事中の「因果関係と相関関係」に説明があります。

この2つを混同せずしっかりと報道し、政策議論していただきたいものです。
政府、自治体、議員、マスコミの理解度は低く、有識者や専門家達は「違うのは当たり前だろ」として説明せず、結局大多数が無理解のまま議論している様な気がしてなりません。

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